坂の上の雲を一通りみました
NHKのドラマ、坂の上の雲をひととおり、一応最終回まで見ました。全体として一応、原作の気分、といったものはでていたように思います。原作自体はどうなのかという問題はさておいてのことですが。また俳優の演技とか演出の巧拙とかいったものも度外視した上のことですが。
原作者の一番、というか内心というか、本音で言いたかったことは、結局のところ、時代の気分、というか、雰囲気のようなものではなかったのかなという印象があります。つまり、歴史認識とかそういった固い、あるいは政治的なものではなく、感情的な、あるいは心情的なものではなかったのかなということです。
明るさと暗さ、希望と絶望、悲喜こもごもといった、矛盾に満ちた明治という時代の気分というようなもの。そう考えるとつまるところ今の時代も同じことのなるのかも知れませんが。
まあこういうことも考え出すときりがありませんが。