ブログ「意味の周辺」更新お知らせ、および『浦島太郎は誰なのか』が面白かったことなど、他
ブログ「意味の周辺」の記事を2本追加しました。
2) 科学哲学について思うこと ― 『科学哲学への招待(野家啓一著)』および『科学哲学(ドミニック・ルクー著)』の読後メモ
さて、上記ブログでかなり以前、関裕二著「蘇我氏の正体」の読後感を書きましたが、それ以来、同じ著者の本を読みたくなり、何冊かは読みました。ただ、すでに沢山の著作が出されているので、片っ端から読む時間もないし、どれを読めば効率的かな、などとつい考えてしまいます。
今回は浦島太郎伝説という一つの神話を軸に最後まで記述されている点で興味深くまた面白く読めそうなので、この一冊を書店で購入しました。ちなみに、こういう本もアマゾンなどで買えば効率的で便利ではありますが、当方の場合、書店に行くのは散歩も兼ねているので、ネットで見つけた本も可能な場合は書店で見つけて購入することにしています。歩きながら本を見つけるのも効率に変えられない良さがあります。
古代史に特に興味を持つ理由の一つはやはり、神話というものに直面せざるを得ないという現実にあると思います。神話は科学、そして言葉と同様、現代人にとって最大の哲学的関心事といえるし、そうあるべきと思われますから。
それにまた、日本には神話と結びついて発祥したおびただしい数の神社という存在が神話の時代から現在にまで存続しているという点からも、特に日本人は神話についてもっと真剣に考える義務があるのではないかとさえ思いめぐらす昨今です。
上の表紙カバー写真は著者が浦島神社という神社で撮影したとのことで、さすがにお伽話の、漁師の浦島太郎ではない、神様らしい威厳に満ちた姿で、興味深いですね。
本の内容はもちろん最後まで興味深く読めました。引き続きこの著者以外の著作も含めて古代史に興味を持ち続けてゆきたいと思っています。
下は小ぶりのガラスの花瓶で、つい先日、ギャラリー銀座陶悦における例年の寺澤氏による吹きガラス展(ガラス工房酔硝)で買い求めたものです。シンプルで安定した形と熟した色と文様が気に入っています。花瓶というものを購入したのは一体何年ぶりのことだろうか?もちろん初めてというほどでもありません。
下は何れも5月になってからの、上野不忍池、ハス池の様子。上と下では約一週間くらいの開きがあるのみ。ハスの成長は早いものです。