矢車SITE ― 改訂2022年11月

写真を主とした本人の日記代わりのようなブログで、つぶやきのようなものですが、 当人の別ブログ記事の更新紹介も行っています。

いったん別のサイトに移転した本ブログのメイン記事を本サイトに戻しました。部分的にTwitter投稿を一定期間を区切って掲載したものが含まれます。

「SAMURAI SPIRIT」(NHKオンデマンド)シリーズ見ました

先の土曜日と日曜日、二日間にNHKオンデマンドで「SAMURAI SPIRIT」という海外向けに制作された日本の各種武道を紹介する番組のシリーズを全部見ました。

番組のサムネイルを見たとき、初めは興味を覚えずに他の番組を物色していたのですが、なぜか気になって1つ、まず「合気道」を見てみました。その後、翌日の日曜日との二日間で7本のシリーズを全部見てしまいました。

もともとスポーツにも格闘技にも「武道」にも、また「サムライ」にも疎いので、このシリーズを体験レポートしているニコラス・ペタスという人のことも全く知らなかったですね。ただ「武道」一般には子供の頃からこの年にいたるまで一抹の興味を持っていたものです。興味と言うより、「気になる」といったほうが良いのかな。というのも一方で、特に若い頃は反感の方も強かったものです。

今回このシリーズをみてよかったと思います。いろいろな事を考えさせられました。もちろんその前提として特別新しいというわけでもないけれども、具体的な知見も多く得られました。特に古武道を除くすべての武道に共通して、武士階級の間に戦闘の必要がなくなった江戸時代に成立したという点は重要で興味深い点だと思います。

身体と精神に関わる、ちょっと言葉が見つからないが、ある種の行為としてスポーツ、ゲーム、勝負事、本物の闘争、競争などがそれぞれ違いがありながらも近いところにある一方、太極拳や健康法、気功、ヨガなど、やはり違いがありながらも近いところにある。また一方の極に近いところに瞑想や座禅、宗教的な修行などがあると言えます。これらの位置づけをしてみて各種の武道、このシリーズで言えば弓道居合道、剣道、合気道、古武道、相撲、空手など、どの様なところに位置づけられるかなど、考えてみるのは今の時代に意義のある、あるいは相当に重要なことではないかという感慨をもった次第です。