矢車SITE ― 改訂2022年11月

写真を主とした本人の日記代わりのようなブログで、つぶやきのようなものですが、 当人の別ブログ記事の更新紹介も行っています。

いったん別のサイトに移転した本ブログのメイン記事を本サイトに戻しました。部分的にTwitter投稿を一定期間を区切って掲載したものが含まれます。

2020年8月半ばの更新 ― 写真集とブログ更新のお知らせ

 前回の更新記事は6月で、本ブログの完全移転のお知らせのみでした。前回の実質更新はまだお正月の頃だったから、実にあれから7か月以上。その間、言うまでもなくコロナ騒ぎと言う、文字通りの大騒ぎが発生し、当然私も巻き込まれました。まあとりあえず写真を新しいものから・・


f:id:quarta:20200811175034j:plain

不忍池、最新

上は最新の写真。いつものとおり夕方で、この日は夕映えが印象的でしたが、この時も遠くに一艘の白いスワンボートが見えました。下はその数日前の同じような時刻でしたが・・


f:id:quarta:20200814175102j:plain

数日前の不忍池にて夕方

このような不忍池の写真はしょっちゅう撮っているので、カラフルなスワンボートも良く写り込んでいますが、この日はなぜか白いスワンボートを撮りたいと思っていて、ちょうどこのような白いスワンボートが現れました。その時は白鳥らしい横向きの写真が撮れないかなと期待していたのですが、遅い時間で乗り場に帰るところなのか、ついに向きを変えることはありませんでした。後からこの写真を眺めていると、なぜかトゥオネラの白鳥を思いだしました。というのは、白いスワンを撮りたいと思ったのは、この7月に、私と同世代、実は一年足らず年上の知り合いの方が亡くなったことと関係があったことに気づきました。私の恩人の一人でした。長年にわたっていくつもの難病を抱えながら、仕事も含めて普通の生活を続けてこられた方でしたが、やや突然死のような状況であったそうです。とはいえ、一応は入院中に亡くなったとの事であったそうですが、このコロナ騒ぎの時期真っただ中で、ご遺族はつらい思いをされたようです。という訳で、今はどうしてもこのスワンボートの後姿が、その人に重なってしまいます。この写真のスワンボートのように、ごく自然に、穏やかに向こうの世界に旅立って行かれたに違いないと思っています。

 


f:id:quarta:20200806174259j:plain

同上、少し以前に

f:id:quarta:20200806174336j:plain

ボート乗り場横

これらは少し以前に撮ったもの。くつろいでいるような停泊中のカラフルなスワンボート達が涼し気で、なかなか美しい光景と思います。


f:id:quarta:20200806174135j:plain

ボート乗り場

木造のボート乗り場もなかなか風情のある建物です。


f:id:quarta:20200801174238j:plain

さらに一週間ほど前

この日は土曜日で、時間もやや早かったせいか、カラフルなスワンがまだ沢山。


f:id:quarta:20200728174104j:plain

さらに数日前

f:id:quarta:20200728174025j:plain

同上

f:id:quarta:20200728173935j:plain

同上

ハス池の写真はtwitterに投稿したところ、珍しくリツイートしてくれた方がありました。ちょうど最近始めたラインを通じて大阪の姉達に送信したところ、涼しげでコロナ騒ぎなど忘れてしまいそう、と好評でした。とにかく大阪はこちら以上に暑いですからね。


f:id:quarta:20200523181719j:plain

5月。不忍池に突然出現した宇賀神

f:id:quarta:20200509173346j:plain

5月初めころ。東京アラートとかで、人が消えた東京ドーム周辺

f:id:quarta:20200626183724j:plain

文京区内最大の楠の大木 ― やはり5月

f:id:quarta:20200626183807j:plain

同上

f:id:quarta:20200626183848j:plain

同上

f:id:quarta:20200626183916j:plain

同上

f:id:quarta:20200327171147j:plain

3月末~4月初めの不忍池

f:id:quarta:20200327170012j:plain

同じ日の上野公園

f:id:quarta:20200404162646j:plain

同じころの千鳥ヶ淵公園

f:id:quarta:20200404165115j:plain

同上

f:id:quarta:20200404165320j:plain

同上

f:id:quarta:20200404164028j:plain

同上、ただしクリスマスローズ

f:id:quarta:20200404164034j:plain

同上

f:id:quarta:20200415171638j:plain

同じころの根津神社

f:id:quarta:20200415171607j:plain

同上。柄杓がなくなり、流水になっていました。

f:id:quarta:20200817180914j:plain

同じ頃。初めて自分で買った三つのおみくじ

実は3月末頃から4月にかけて立て続けに近くの三つの有名神社でおみくじを買ったのです。大人になってから自分でおみくじを買ったのはこの年になって初めてでした。いかなる風の吹き回しか?


f:id:quarta:20200817171457j:plain

おみくじ比較

三つの神社で随分とそれぞれの個性が現れています。湯島天神では詩的で風情があり、神田明神では七福神らしくサービス精神が感じられ、根津神社では赤い色が使われず厳格で厳しい感じ。個人的には距離的にも近い湯島天神にもっとも親しみを感じますが。

 

最近のブログ更新について

  • 最初、当サイトでの本ブログは以前FC2ブログサイトで公開していた同名ブログの本年更新分からのみで、以前の更新は前のサイトに残されていましたが、前回の更新から、すべてのコンテンツをこちらのサイトに移転しました。一方、2007年以来、本ブログと同じはてなのブログサイトで更新を続けてきた『発見の発見』を、すべてFC2ブログサイトの方に移転しました。結果的にFC2ブログサイトの方は中身が入れ替わった形ですが、元の『発見の発見』は、昨年の更新分までは元のサイトに残していますので、一部重複する形になっています。
  • 別ブログの『発見の発見』は7月30日、『意味の周辺』は8月14日に最終更新を行っています。この2つのブログは、私が鏡像問題に取り組み始めて以来、互いに他方を転載したり、シリーズ記事の更新を他方に移転したり、ある意味内容が近づいてきましたので、一つに統合してもよさそうなんですが、やはり人は同時進行的に区別できることを考えるもので、同じ一つのテーマであってさえ、異なる二つの道筋で考察を進めることにも、大きな意味があるように思います。
  • 他にもブログを始めた初期のころから二つほどブログを書いていて、美術工芸とか発明に関わるようなことを、今も時おり更新しています。ただ当方の人生もこの期に及んで、これらの方向はいずれ立ち消えて行くことになりそうです。

2020年8月半ばの更新 ― 写真集とブログ更新のお知らせ

 前回の更新記事は6月で、本ブログの完全移転のお知らせのみでした。前回の実質更新はまだお正月の頃だったから、実にあれから7か月以上。その間、言うまでもなくコロナ騒ぎと言う、文字通りの大騒ぎが発生し、当然私も巻き込まれました。まあとりあえず写真を新しいものから・・

f:id:quarta:20200811175034j:plain

不忍池、最新

上は最新の写真。いつものとおり夕方で、この日は夕映えが印象的でしたが、この時も遠くに一艘の白いスワンボートが見えました。下はその数日前の同じような時刻でしたが・・

f:id:quarta:20200814175102j:plain

数日前の不忍池にて夕方

このような不忍池の写真はしょっちゅう撮っているので、カラフルなスワンボートも良く写り込んでいますが、この日はなぜか白いスワンボートを撮りたいと思っていて、ちょうどこのような白いスワンボートが現れました。その時は白鳥らしい横向きの写真が撮れないかなと期待していたのですが、遅い時間で乗り場に帰るところなのか、ついに向きを変えることはありませんでした。後からこの写真を眺めていると、なぜかトゥオネラの白鳥を思いだしました。というのは、白いスワンを撮りたいと思ったのは、この7月に、私と同世代、実は一年足らず年上の知り合いの方が亡くなったことと関係があったことに気づきました。私の恩人の一人でした。長年にわたっていくつもの難病を抱えながら、仕事も含めて普通の生活を続けてこられた方でしたが、やや突然死のような状況であったそうです。とはいえ、一応は入院中に亡くなったとの事であったそうですが、このコロナ騒ぎの時期真っただ中で、ご遺族はつらい思いをされたようです。という訳で、今はどうしてもこのスワンボートの後姿が、その人に重なってしまいます。この写真のスワンボートのように、ごく自然に、穏やかに向こうの世界に旅立って行かれたに違いないと思っています。

 

f:id:quarta:20200806174259j:plain

同上、少し以前に

f:id:quarta:20200806174336j:plain

ボート乗り場横

これらは少し以前に撮ったもの。くつろいでいるような停泊中のカラフルなスワンボート達が涼し気で、なかなか美しい光景と思います。

f:id:quarta:20200806174135j:plain

ボート乗り場

木造のボート乗り場もなかなか風情のある建物です。

f:id:quarta:20200801174238j:plain

さらに一週間ほど前

この日は土曜日で、時間もやや早かったせいか、カラフルなスワンがまだ沢山。

f:id:quarta:20200728174104j:plain

さらに数日前

f:id:quarta:20200728174025j:plain

同上

f:id:quarta:20200728173935j:plain

同上

ハス池の写真はtwitterに投稿したところ、珍しくリツイートしてくれた方がありました。ちょうど最近始めたラインを通じて大阪の姉達に送信したところ、涼しげでコロナ騒ぎなど忘れてしまいそう、と好評でした。とにかく大阪はこちら以上に暑いですからね。

f:id:quarta:20200523181719j:plain

5月。不忍池に突然出現した宇賀神

f:id:quarta:20200509173346j:plain

5月初めころ。東京アラートとかで、人が消えた東京ドーム周辺

f:id:quarta:20200626183724j:plain

文京区内最大の楠の大木 ― やはり5月

f:id:quarta:20200626183807j:plain

同上

f:id:quarta:20200626183848j:plain

同上

f:id:quarta:20200626183916j:plain

同上

f:id:quarta:20200327171147j:plain

3月末~4月初めの不忍池

f:id:quarta:20200327170012j:plain

同じ日の上野公園

f:id:quarta:20200404162646j:plain

同じころの千鳥ヶ淵公園

f:id:quarta:20200404165115j:plain

同上

f:id:quarta:20200404165320j:plain

同上

f:id:quarta:20200404164028j:plain

同上、ただしクリスマスローズ

f:id:quarta:20200404164034j:plain

同上

f:id:quarta:20200415171638j:plain

同じころの根津神社

f:id:quarta:20200415171607j:plain

同上。柄杓がなくなり、流水になっていました。

f:id:quarta:20200817180914j:plain

同じ頃。初めて自分で買った三つのおみくじ

実は3月末頃から4月にかけて立て続けに近くの三つの有名神社でおみくじを買ったのです。大人になってから自分でおみくじを買ったのはこの年になって初めてでした。いかなる風の吹き回しか?

f:id:quarta:20200817171457j:plain

おみくじ比較

三つの神社で随分とそれぞれの個性が現れています。湯島天神では詩的で風情があり、神田明神では七福神らしくサービス精神が感じられ、根津神社では赤い色が使われず厳格で厳しい感じ。個人的には距離的にも近い湯島天神にもっとも親しみを感じますが。

 

最近のブログ更新について

  • 最初、当サイトでの本ブログは以前FC2ブログサイトで公開していた同名ブログの本年更新分からのみで、以前の更新は前のサイトに残されていましたが、前回の更新から、すべてのコンテンツをこちらのサイトに移転しました。一方、2007年以来、本ブログと同じはてなのブログサイトで更新を続けてきた『発見の発見』を、すべてFC2ブログサイトの方に移転しました。結果的にFC2ブログサイトの方は中身が入れ替わった形ですが、元の『発見の発見』は、昨年の更新分までは元のサイトに残していますので、一部重複する形になっています。
  • 別ブログの『発見の発見』は7月30日、『意味の周辺』は8月14日に最終更新を行っています。この2つのブログは、私が鏡像問題に取り組み始めて以来、互いに他方を転載したり、シリーズ記事の更新を他方に移転したり、ある意味内容が近づいてきましたので、一つに統合してもよさそうなんですが、やはり人は同時進行的に区別できることを考えるもので、同じ一つのテーマであってさえ、異なる二つの道筋で考察を進めることにも、大きな意味があるように思います。
  • 他にもブログを始めた初期のころから二つほどブログを書いていて、美術工芸とか発明に関わるようなことを、今も時おり更新しています。ただ当方の人生もこの期に及んで、これらの方向はいずれ立ち消えて行くことになりそうです。

矢車SITEを本サイトに完全移転しました

前回記事の時点では「矢車SITE」令和2年以降の更新をこちらに移転していましたが、本日をもって2009年以来の全記事をFC2ブログよりこちらに完全移転しました。同じはてなブログで公開していた「ブログ・発見の発見/科学と言葉」は逆にFC2ブログに移転しましたので実質入れ替えのような形になりました。両者ともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。

令和二年の書き始め

昨年までFC2.comサイトに投稿していた矢車SITEを、今年からこちらに投稿して行く予定です。過去の記事はそのままFC2.comに残ります(左サイドバーのリンク『旧・矢車SITE』)。

さて、今年のお正月も神田明神湯島天神の喧騒を避けて根津神社への初詣となりました。

  f:id:quarta:20200103160406j:plain

f:id:quarta:20200103160650j:plain

f:id:quarta:20200103160920j:plain

今年は列に並ばず、横の方から、お賽銭も横の方か投げて、参拝しました。門の横にも「急ぐ人は並ばずに横の方から参拝してください」と書かれています。しかし昨今はそのようにする人が少なく、行儀が悪いように見られそうで、少々気が引けるのですがね。

f:id:quarta:20200103161240j:plain

ひっそりした本殿の後ろから覗くように。

f:id:quarta:20200103161310j:plain

北側の鳥居は場所柄ひっそりしていることもあり、特に森厳な趣があっていつも立ち止まらずにはいられません。

f:id:quarta:20200103161601j:plain

f:id:quarta:20200103161735j:plain

実際、普段でもここで立ち止まって写真を撮ったりする人が多いように思います。

 

f:id:quarta:20200103161714j:plain

真上に小さく見える半月が印象的に残りました。

f:id:quarta:20200107110018j:plain

f:id:quarta:20200107111356j:plain

去年のように歩いて不忍の池まで。去年より時間は早め。しかしさらに歩いて買い物にたちより、自宅に帰る頃はもう真っ暗になる時間ではありました。

左サイドバーのリンクした筆者のサイト『発見の発見』、『意味の周辺』、および『日々と人生の宝物』は今年もできる限り更新を続けてゆきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。



 

令和2年1月より新アドレスにて更新します。

次回より次のアドレスで投稿を継続します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

https://yaguruma.hatenablog.jp/

ForUp201805.jpg

写真は新サイトのタイトルで使用したものです。

2019年7月中旬から8月初旬のつぶやき

以下5枚の写真は7月30日、山種美術館にて許可された作品を撮影させていただいたものです。

展覧会名:生誕125年記念 速水御舟

作家名:速水御舟

作品名:翠苔緑芝

所蔵者名:山種美術館

W_Gyoshuu-01.jpg

W_Gyoshuu-04.jpg

W_Gyoshuu-07.jpg

W_Gyoshuu-03.jpg

W_Gyoshuu-06.jpg

ただ美しいとしか言いようがありません。今回の展覧会で初めて速水御舟の実物を見ましたが、明治以降の日本画家で最も好きですね。ただ、有名な『炎舞』だけではそれほど好きになれませんでしたが。前期の展覧会を見損ねたことは残念でした。・・・それにしても小さなカタログに掲載されたこの絵は、印刷そのものは精緻でしたが、背景の金箔地がべったりとした均一な黄土色で再現されていたのは興ざめでした。その意味でも写真撮影が許されたことは有難かったです。

W_Gyoshuu-08.jpg

さて、ブログ更新のお知らせです。まず、『意味の周辺』の方は久しく『鏡像の意味論』シリーズを続けてきましたが、昨年の11月の記事となった「番外編その8」で終了しました。このシリーズにおいて重要なテーマであった等方的な幾何学空間と異方的な知覚空間の問題や言葉の問題については、すこしリニューアルをした『ブログ・発見の発見』の方で、今後は自然科学よりの文脈の中で取り上げて行こうと思います。すでに『ブログ・発見の発見』の方では、7月15日と7月29日の2回にわたって「『クォーク 第2版 素粒子物理学はどこまで進んできたか(南部陽一郎著)』の読後(読中)感」の中で2回にわたって考察しています。

 一方『意味の周辺』の方ではあらたに『象徴的なものと言葉たち』と、『個人主義、民主主義と民主制 ―― 科学、科学主義、唯物主義、個人主義、および民主主義をキーワードとして日本の戦前・戦中・戦後問題を考えてみる』という2つのシリーズ記事を書き始めました。どちらもすでに数回、更新を続けています。以上、何れもブログのトップページからアクセスして頂ければと思います。

 さて、

W_Elene_01.jpg

これはCDブックレットの表紙をスキャンしてディスプレイに表示したもので、表紙の左上に緑色のエラートのロゴが映っています。ブラームスは何となく泣きそうな目をしていますが、オオカミと暮らすグリモーは何か謎めいた表情。

W-Sch-01.jpg

 こちらの方はディスプレイの背景画面にしているのですが、実は下の写真にあるクリムトの画集(平松洋著、角川新書)からスキャンさせてもらったものです。今では画集などを見るときは殆どスキャンしてPCディスプレイで見ています。古く変色した本でも色の補正ができるし、紙媒体で見るよりはるかに勝っています。この点では紙の方が読みやすい文字の場合とは逆になるのは興味深いですね。この本は新書版の大きさですが、沢山の写真があり、色の質に多少のばらつきがありますが、解像度はここまで拡大しても十分で、小さいのでスキャナーにもかけ易く、手頃でした。文章も面白く興味深い内容でした。

W-Sch-02.jpg

この絵は「ピアノを弾くシューベルト」ですが、クリムトがこんな絵をかいていたとは知りませんでした。先般、東京都美術館で開かれたクリムト展に展示されているかと期待しましたがありませんでした。改めて確認してみると、1945年に焼失しているそうです。それにしても良いカラー写真が残っていたものです。

 同書中にそれ以上の説明はありませんが、この絵の元になったと思われる、シューベルトの友人画家が描いた絵は黒白写真で見た記憶があります。シューベルト自身の肖像は忠実な模写になっているように思います。他の部分は記憶にありませんが、3人の女性は当時ウィーンで有名であった三姉妹に間違いないでしょう。末の妹がカーチャと呼ばれていたとか等々。他にもうっすらと人物が描かれていますが、クリムトはこの三姉妹を描きたかったのでしょう。もちろんシューベルト本人についても好きだったのでしょう。今回の展覧会にも複製が展示されていた有名な『ベートーヴェン フリース』の方は解釈が難しく親しみにくいのに対してこちらはシューベルトの音楽そのもののように抒情的で共感が感じられます。

 シューベルトの音楽自体はLPの時代には当時としては多少の数を集めてよく聞いていたのですが、最近はそれほど聞かなくなりました。かつては苦手であったバッハやベートーヴェンの難しい作品群もベートーヴェンの没年齢を超えた頃になって、一応は聞けるようになり、わりとよく聴いています。昨今は再発売や中古のCDが驚くほど安価に手に入るようになって、CD16枚組のマーラー交響曲全集が4千円台で買えるようになったりで、こういう環境は一変しましたね。マーラー交響曲のように数多くの複雑で長い曲を聴くとなるとやはり文章の助けが欲しくなります。改めて下の写真左下の2冊を、例の通り安い通信販売の古書で買い求めたり・・・。本もネット販売で古書を含めて買いやすくなり大助かりですが、古書店にも頑張って欲しいものです。

W_books201901.jpg

この4月以降は割と仕事がヒマだったので、この写真のような本を読みました。もちろん全部読み切った訳でもなく、他にも読んでいる本はあり、電子書籍で読んでいる本もあります。電子書籍は一時は期待しましたが、今は紙の本に比べて大幅に安い場合などに購入する程度ですね。紙の本はネットで古書を極めて安く買えるというメリットもあり、上の写真でも下の3冊はネットで購入した古書です。画集などこそ、電子書籍で買えればありがたいですが、そうは問屋が卸してくれません。

 『応神天皇安本美典著)』は、ひと通り読みましたが、読んだ時期つまりタイミングもあり、この本を読むに至って私にとってこれまで混乱した認識しかなかったこの時期がかなり整理されてきたようです。前提事項と推論が明確でわかりやすく思われました。基本的に古事記日本書紀に記録されているすべての天皇の実在性をすべて認めたうえで、年代についてだけ記紀の記述を疑い、合理的な方法で推定するという行き方が、私のような素人から見てもかなり成功しているような印象を受けました。多くの資料も丁寧に引用され、詳細な年代表も付けられていたことにも説得力を印象付けられます。これまで大雑把に読んできた何冊かの本を改めて読みなおす気持ちにさせられた歴史書でした。それにしてもやはり中心は『応神天皇』なんですね。

最近のブログ更新と風景、つぶやき

W_Sinob_0501.jpg

最近の不忍池、弁天堂はますます活気づいていますね。2年ほど前のポケモンゴー騒ぎの時は弁天様も迷惑そうでしたが、今は移住と観光を含めて外国人の増加が止まらず、こうなればお寺側も歓迎ムードか。もともとインドの神様だったようなのでこれも自然な事かも。

W_Sinob_0502.jpg

日本語の絵馬は半分にもならないように見えます。

W_Sinob_0503.jpg

随分と日が長くなり、同じくらいの明るさであっても空の色調は冬時分とはかなり異なります。ただ今年の五月は夕方には冷たい風が戻ってくる時が多いようです。

W_Sinob_0504.jpg

不忍池にはカキツバタ(恐らくあやめではなく)もあったことに気づきましたが、桜やあじさい、ハスに比べて数が少ないうえに

このような低い溝のような場所なのであまり目立ちませんね。

W_Sinob_0505.jpg

W_Sinob_0506.jpg

W_Sinob_0507.jpg

下は文京区役所前の交差点。左端のビルは講道館。右側の工事現場は一昨年までは東京三菱UFJ銀行だった。その向こう側の完成近い大きなビルの場所については記憶から消えてしまった。

W_Korak_0501.jpg

さて、ブログ更新のお知らせです。『意味の周辺』と、『発見の発見』のいずれも更新していますが、どちらも最新記事は本ブログの前回記事で言及した友人の著書『祖父たちの昭和』に関係する内容になっています。それ以前の記事はいずれも以前に引き続き『鏡像の意味論―番外編』シリーズですが、このタイトルでのシリーズはひとまずこれで終了となりそうです。『ブログ・発見の発見』の方は、はてなのURLが変更になったため、外観を一新しました。それに伴い関連リンクサイトなど、一部のデータが消えてしまったようです。